ゴーウェスト 西にはあるんだローカル線

最近お疲れ気味で 魂へのサプリメント

というわけで、目的、鉄分補給。以上。

旅行日和の1日目 ひたち野うしく→敦賀

2005年9月2日、今回もまた平日の出発。前回、土浦駅まで徒歩という無茶を反省したため、今回は車でひたち野うしく駅へ向かい、そこから乗ることにした。ところがどっこい、もうすぐ列車が来るというのに改札口に駅員が現れない。青春18きっぷに鋏を入れて貰わねばならないし、そもそも有人改札を開けて貰わないとホームに出ることができない。「すみませーん」と声をかけてみるが、一向に出てくる気配がない。これなら土浦駅のほうがよかったかな、と考え始めた頃、気配を察したのか駅員が出てきた。いやはや先が思いやられる。

例によって初電に乗る。5:29発 上野行き。半分寝た状態のまま日暮里に到着。山手線で東京へ出て、6:47発の高尾行き中央線快速列車へ。さすがに7時前だけあってすいている。中央線の下り列車に乗るのは久しぶりだ。最後に乗ったのは4年くらい前だったような。よく覚えていないけど。

そんなこんなで八王子に到着。ホームには女子高生の群れ。喜んでいいのやら。つーか、東京方面へ向かうならともかく、なぜ高尾方面に。高校生が西八王子で降りると、車内はとたんにがらがらになった。高尾で8:02発の甲府行き乗り換え。今度は大学生っぽい乗客がちらほらいる。高尾を過ぎると周囲の風景は急に山がちになる。藤野で特急列車の通過を待つ間、ホームに出てみる。よく晴れてまさに旅行日和。9月とはいえまだまだ暑い。

勝沼ぶどう郷に到着。ミンミンゼミが鳴いている。甲府盆地がかすんで見える。そういえば、大月から先、中央線の下りに乗るのは初めてだったような気が。それだけに新鮮な光景である。甲府で9:49発の長野行きに乗り換える。ここから長野まで3時間以上の長丁場だ。

車内にはそれなりの乗客がいる。リュックサックを持った人が多い。彼らのほとんどは小淵沢で下車。たぶん小海線に乗り換えて八ヶ岳方面に向かうのだろう。そこから茅野あたりまではすいていたが、上諏訪から再び車内は混み始めた。岡谷からみどり湖経由で塩尻へ。そういや去年のいま頃もこのへんに来たような。塩尻から篠ノ井線へ入る。ここからが初めて乗車する区間だ。南松本の貨物ターミナルの大きさにびっくりする。このあたりではまだまだ鉄道輸送が重要なんだ、と感心。

松本から単線となる。それでも並行する国道19号の車よりは速い。嘘かと思われるかも知れないけど田沢 - 明科間で70キロ位でマジで34GTRを抜いた。つまりはGTRですら115系の3両編成には勝てないと言うわけで、それだけでも個人的には大満足です。まあ、実際には駅で停車すると微妙なのかもしれないけど。聖高原で対向列車の待ち合わせ。周囲は山、そして長野自動車道。冠着トンネルを過ぎると、眼前に長野盆地がひろがった。千曲川、上信越自動車道、そしてしなの鉄道が見える。おお、すげー。で、山側の引き込み線にはEH200が止まっている。初めて見た。これもすげー。小学生か俺は。

姨捨でスイッチバック。実はスイッチバックは初体験だったり。とにかくすげー。列車は山の斜面に沿って勾配を下る。とにかく下る。そんなこんなで稲荷山、そして篠ノ井へ。あっという間に平地に出る。ここまでくると長野までもう少し。川中島を過ぎ、犀川を渡って長野へ。長らくのご乗車お疲れ様でした。

長野駅
長野駅

乗り換えまで時間があるので、駅の外へ。暑い。とにかく暑い。駅前を一周してホームへ戻り、駅弁「笹ずし」を購入。13:37発の直江津行きに乗車。意外に乗客は多い。よく見ると大きな荷物を持った人がちらほらいる。新幹線からの乗り換え組らしい。一駅過ぎるごとに少しずつ乗客が減り、黒姫でだいたい立っている人がいなくなった。ようやく落ち着いたので、ここで笹ずしを食す。昼食としてはちょっと遅いが、朝から一日中座っているだけなのでそんなに腹が減らないし、ちょうどよいくらいだ。

列車は単線をのんびり進む。巷で流行の「スローな生活」ってやつかも。私はいつもこんなんだからあまり感じないけど。妙高高原付近で雲行きが怪しくなる。二本木で本日2回目のスイッチバック。これ、あんまりスイッチバックの必要性を感じないのだけど、駅の位置が直せないとかの事情でもあるのだろうか?新井まで出ると再び天気がよくなった。高田に到着。子供の頃に読んだ本によると、確か気象関係のなにかで日本一の記録を持っていたのが高田市だったような…あ、いまは上越市か。ここまでくると平地である。そして直江津到着。

直江津駅
直江津駅

直江津でも駅の外へ。駅の近くにはなにもありませんな。街は少し遠そうなので、おとなしく駅に戻って次の列車を待つ。15:50発 富山行き。ホームに人影は少なく、入ってきた列車には難なく座れた。日本海を見たいので海側の座席に座る。西日が眩しいかもしれないけど、まあそれも一興。

…トンネル、駅、トンネル、駅、トンネル…、うがーっ、日本海どころじゃねーっ!名立から高校生が乗車。そういやもうそんな時間か。でもって…トンネル、駅、トンネル…。浦本からようやく海が見えた。それにしてもなにもない。糸魚川を過ぎ、親不知へ突入。このあたりも再びトンネルだらけ。

泊を過ぎ、富山平野に突入。黒部川を渡る。次第に乗客が増え、魚津あたりからは立っている人もちらほら見かけるようになる。なんだか眠くなってきた。うとうとしている間に富山に到着。次の乗り換えまで2時間ほどあるので、富山の街の中に繰り出してみることにした。

富山駅前から適当に路面電車に乗り、西町で降りる。特に行くあてがあったわけではなく、ただなんとなくこのへんで降りてみようというだけである。総曲輪というアーケード街がある。むう、読み方がわからん。食事をとれそうなところを探すが、これというところが見つからない。結局、富山駅近くのビル内のレストランで夕食をとる。

ちょうど「おわら風の盆」の開催日で、高山本線には臨時列車が出ている。それを横目に見ながら19:12発の敦賀行きへ乗車。本日最後の乗り換えだ。終点の敦賀まで、再び3時間ちょっとの長丁場。あたりは既に真っ暗で、景色はまったく見えない。そこで、時刻表を片手に明日以降の予定を再確認する。旅のお供に持ってきたiPAQ h2210のバッテリが意外に持っているので、残りの時間は2ちゃんねるを見ながら過ごす。

南今庄から北陸トンネルを抜けると敦賀到着。反対側のホームには寝台特急日本海が停車していた。駅は煌々と明かりが灯っているが、周囲は真っ暗だ。明日も早い。少しでも睡眠時間を稼ごうと駅前のホテルへと急ぐ。

トラブル続きの2日目 敦賀→岡山

朝5時半、再び敦賀駅へ。駅のベンチでは自転車旅行の人たちが寝ている。5:40発の米原行きに乗車。木ノ本を過ぎると薄曇りの向こうに朝日が見える。米原で6:38発 播州赤穂行き新快速へ乗り換え。駅のホームで朝食のパンを購入。列車が動き出したところでパンを食べる。この風景もちょうど一年ぶりだ。石山から高槻の間は寝て過ごす。目が覚めてすぐに高槻だと気づく自分を褒めてあげたい。ダメ方向でだけど。

新大阪でかなり雲行きが怪しくなるが、雨が降り出すまでは至らない。西宮、神戸、明石と昨年も見た景色が続く。姫路で切り離し作業が行われ、車内はかなり混雑する。なんでこんなに混むのか謎。逆方向ならわかるけど。相生から赤穂線に入り、播州赤穂で乗り換え。9:45発 三原行き。乗り継ぎの時間はわずか4分、ゆっくりしている暇はない。またもや車内は混雑している。

播州赤穂の次は天和である。そういや、大学生の頃「天和」という駅名に惹かれてここまで来たことがあったな。その後、すぐに麻雀を打ったら最初の局で四暗刻をテンパイしたのをよく覚えている。あがれなかったけど。というわけで、天和から先が初めて乗車する区間だ。

日生駅前に小豆島行きのフェリー乗り場がある。こんなに駅と港が近いというのは瀬戸内海ならではなのだろう。我らが常磐線なら台風一過でレールがなくなってしまうのは間違いない。あ、そういや土浦駅の近くから潮来行きの連絡船が出ていたような気がする。もちろん海ではなくて湖だけど。

備前片上から国道2号と併走した後、しばらく吉井川沿いに走って岡山へ。そのまま山陽本線を西に進み、福山到着は12:03。ちょうどお昼なので、福山駅近くの一丁という店でラーメンを食す。人気の店だけあってそこそこ混んでいる。細い平麺に魚出汁の醤油味。うむ、そこそこうまい。ついでに安い。満足して駅に戻る。

そういや今日は第44回衆議院議員総選挙に向けた選挙戦の真っ最中である。静香ちゃんとホリエモンのバトルが見られるかと期待していたのだが、福山は広島7区で彼らが立候補している広島6区ではないとのこと。尾道が広島6区なので、ラーメンつながりで福山も広島6区だと思いこんでおりました。反省。

福山駅
福山駅

福山駅で次の列車を待つ。次は14:17発の福塩線 府中行きに乗る予定である。発車までまだ1時間以上ある。駅のどこかで時間を潰そうと思ったが、待合室らしき場所が見つからなかったのでホームに出てみた。暑い、あまりにも暑い。そこで、停車している先発の万能倉行き列車の中で涼んでいると、目の前に福山城が見えた。せっかくだから写真でも撮ろうとホームに出たとき、悲劇が起こった。列車が動き出したのである。

それのどこが悲劇なんだ、という疑問はごもっとも。もともと乗車予定の列車ではないのだから。そう、私はいいのだが、問題は私の鞄だけが勝手に出発してしまったのだ。つまり、

鞄を座席に置きっぱなし!(°∀°)アヒャ!

私の手持ちはわずかな現金と青春18きっぷ、そしてデジカメのみ。しばらくあっけにとられる。うおー納得いかねー。だって発車メロディもなにも鳴ってない…はっと我に返る。ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。いや、宇宙はどうでもいいが、鞄の中には運転免許証と健康保険証のお手軽借金セットが。慌てて改札に向かい事情を話すと、お客様相談窓口に行けとのこと。

改札を出てお客様相談窓口のお姉さんに状況を説明し、遺失届に記入する。鞄がいつ戻ってくるかはさておき、確保だけはしておきたいので、車掌に連絡してなんとかならないかとお願いしてみると
「当該列車はワンマン運転ですので車掌はおりませんし、運転士が運転中に確認することはできません」
はあ、そうですか。では終点の万能倉で回収だけでもお願いできませんか。
「万能倉には駅員がおりますが、一名しかおりませんし、すぐ折り返し運転になりますので改札業務が忙しいと確認できません」
…ということは、基本的には福山駅まで戻ってくるのを待つということでFA?
「そういうことになります。とりあえず万能倉駅には連絡を入れておきますが」

で、数分後。万能倉で見つかったとの連絡が入り、ほっと一安心。次の列車で万能倉まで取りに行くことを伝え、そのまま預かっておいてもらう。いろいろと連絡、手配をしてくれたお客様相談窓口のお姉さんに感謝。再びホームへ出て、13:37発の府中行き列車で万能倉へ。窓口で鞄の件を伝えると、すぐに見慣れた鞄が出てきた。書類に必要事項を記入し、鞄を受け取る。次の列車まで1時間あるので、駅から出てその辺をぶらぶら歩く。が、そのとき再び悲劇が!

デジカメを落とした。んでもって見事に故障。

というわけで、ここから先、写真はありません。あしからず。

万能倉の周辺を歩いてみる。なんにもないなあ。駅を中心に集落が広がっているものの、大きなお店やコンビニのたぐいは全くない。いい天気だがむちゃくちゃ暑く、歩き疲れたので駅に戻り列車を待つ。14:38発 府中行き。もともと乗車予定だった列車だ。さっきよりも乗客、それも高校生が多い。土曜日なので、午前中で部活が終わって帰宅するというところか。

府中で14:59発 三次行きに乗り継ぐ。この旅で初の気動車だ。府中からは川に沿ってうねうねと勾配を登る。周囲は特に険しい山というわけではないが、地形に逆らわずに進むという感じだ。吉舎から高校生が乗ってきた。府中からは降りるいっぽうだと思っていただけに意外。そして塩町から芸備線へ入り、三次へ到着。

三次で16:43発 芸備線広島行きに乗り継ぎ。なんか軌間に草が生えているんですが、大丈夫なのか?甲立で雨が降り出した。ほんの数時間前に太陽の下を歩いていたのが嘘のようである。向原で雨がやむ。白木山を過ぎたところで睡魔に襲われ、気がついたら右手に大きな川が見えた。どうやら太田川らしい。それから間もなく広島に到着。

本当はここから呉線経由で岡山に向かうつもりだったが、トラブル続きで疲れたので新幹線を使うことにした。もう真っ暗なので車窓も楽しめないし。その代わり浮いた時間を利用して、広島で夕飯代わりにお好み焼きを食べようと思ったがあまりの混雑に断念。そのまま新幹線ホームに向かい、岡山へ。

岡山の駅ビル内で夕飯を済ませ、宿に向かう。なんか今日の夕飯も味気なかったが、まあ仕方あるまい。明日も初電なので早めに就寝。

ローカル線三昧の3日目 岡山→江津

5:35発の吉備線 総社行きに乗る。あまり天気はよくない。車内は高校生と朝帰りのカップルというところだ。沿線には神社が多い。吉備線は単線だが、意外に速度が出ているような気がする。総社で6:15発 米子行きに乗り換え。井倉でサイレンがなる。ちょうど7時だからか。新見に到着。乗り換えのアナウンスが流れる。次の芸備線は12:27って、5時間待ちかい!

新見を過ぎると線路の周囲は急に寂しくなる。備中神代では芸備線のレールが見えたが、それもほんのわずかの間だ。両側から迫る山のため、すぐに見えなくなる。途中でやくも4号の待ち合わせ。トンネルを抜け、鳥取県へ入る。上石見までくると青空がのぞいていた。でも山の中腹には雲が立ちこめている。ここでは貨物列車の待ち合わせ。次は生山。どこかの社長のような名前である。字が違うけど。

伯耆大山から山陰本線に入る。進行方向の反対側に見える山が大山らしい。米子に到着。晴れているけど雲行きは怪しい。9:16発 出雲市行きに乗車。荒島を過ぎると中海が見えてきた。ということはもう島根県か。松江に到着すると雨が降っていた。乗客はほとんど降りる。私はそのまま乗車を続け、宍道で下車。宍道も雨。

さて、いよいよ本日のメインイベント木次線である。11:08発 備後落合行き。宍道から乗り換えなしで備後落合まで行ける列車は一日でこれだけ、そして出雲横田 - 備後落合間はこの列車を含めて一日三本のみである。車内は鉄オタ8割、一般人2割というところか。発車までの間、少し時間があったので2ちゃんねるの鉄道総合板を見る。「18キッパーだけにとって辛い区間といえば?」というスレッドを見つけたので、ちょっくら覗いてみると

1 名前:名無しでGO! 投稿日:2005/08/26(金) 20:22 ID:GEq20t490
また備後落合〜新見スレか!
 
とか言わないでね。

まさしくいまから向かうところですがな、なんでこうもクリティカルヒットするかな>俺 orz

宍道を出てすぐ、南宍道で雨がやむ。木次に到着するころにはすっかり晴れていた。出雲横田までの回送車両を連結する。車内はかなりの混雑だ。もちろん鉄オタどものせいなのだが、すぐ後ろに空の車両が連結されているとなんか腹が立つ。出雲坂根に到着。湧き水を汲みに多くの人が詰めかけている。隣のホームにはトロッコ列車 奥出雲おろち号が停車していた。ここから木次線最大の見所、3段式スイッチバックに入る。車内では解説のアナウンスが流れる…って、わざわざライバルとなるおろちループ橋の説明まですることはなかろうに。もっとも、ループ橋がなかったら位置関係の説明が難しいのだろうけど。

その後、トンネル連続区間を抜けるとJR西日本管内で最も高いところにある駅、三井野原へ到着。駅前にはスキー場があり、周囲は少し開けている。三井野原を出るとすぐに広島県だ。油木に停車。再び雨が降り出した。次は終点の備後落合。列車が到着するやいなや、鉄オタ達が14:03発 芸備線新見行き列車を目指してホームを急ぐ。私はいっしょに急ぎ、なんとか席を確保することができた。

列車は川沿いにゆっくり進み、東城に到着。東城はそこそこ大きな街で、中国自動車道のインターチェンジがある。東城からは中国自動車道と並走。市岡で大雨となった。この先、列車が遅れないかちょっぴり心配になる。間もなく備中神代いうところで、軌間に目をやると雑草が生え放題。本当に現役の鉄道なのだろうかとさえ思えてくる。JR西日本のローカル線に対するやる気のなさを垣間見た気がした。

さすがに備中神代で降りる乗客はおらず、みな新見まで乗車。ここでほとんどの人は岡山方面への列車に向かったが、私は15:28発のやくも15号に乗車。本日二回目の伯備線である。今度はリッチに特急…嘘です、特急を使わないと間に合わないので泣く泣く利用しただけです。

新見を出てすぐ、また備中神代へ。貨物列車と行き違う。さすがは特急、乗り心地は…朝の普通列車とそんなに変わらないかも。それでも特急は速い。16:41には米子到着。そして再び中海へ。朝よりも荒れているっぽい。宍道の手前で信号停止となる。そして17:39、出雲市に到着。隣には寝台特急出雲が停車中。あれ、定刻なのになんで発車しないのだろう。どうやらダイヤが乱れているらしい。

出雲市もやっぱり雨である。駅ビル内の売店でおみやげを探す。宍道湖名産の数々を眺めてみるが、なんか涸沼名産と被るものばっかのような気が…蜆とか。そこで、どうみてもうなぎパイのパクリとしか思えないどじょうパイを購入。ま、ネタにはなるだろ。そして酒好きの父親のために適当な日本酒を購入。あのくそ親父、どうせ味なんかわからんだろう、と安い酒も混ぜてみる。

おみやげを買い終えたところで、駅で夕飯を済ませる。傘を忘れてしまったので駅から出ることもできないし。その後、待合室でぼーっと時間を潰していると、鳥取方面からの特急が大雨のため遅れているとの放送が流れた。俺の乗る列車は大丈夫なのかと心配になったので、駅員に尋ねてみると、普通列車は定刻に出発するとのこと。一安心。

19:44発 浜田行きに乗車。雨で真っ暗だが、運転席の後ろに陣取るとライトのおかげで少しは前の様子がわかる。これはこれで面白い。なになに、列車にはトイレがないので用を足したくなったら乗務員に申し出ろだと?なんてほのぼのなんだ。上り列車も遅れているとのことで、待ち合わせで4分遅れる。久手の手前で運転指令とのやりとりが入った。面白いので耳を澄ませて聞いてみる。どうやら遅れていた特急が追いついてきたらしい。とりあえず大田市まで進めとの指示のようだ。大田市でまた指令と連絡をとり、仁万まで進む。ここで遅れていたスーパーまつかぜ5号を待つ。なんと3時間近く遅れている。いったいなにがあったのやら。

スーパーまつかぜ5号を待つ間、せっかくなので乗務員に申し出て仁万駅のトイレへ。親切にもトイレの場所を教えてくれた乗務員さんに感謝。助かりました。そして江津には10分ほど遅れて到着。江津の駅前は真っ暗だ。宿の場所がさっぱりわからん。多少道に迷ったりもしながらなんとか宿にたどり着いた。

女将の話によると、今日はものすごい大雨だったそうだ。どうやら鳥取方面だけでなく、こちらもダイヤがめちゃくちゃだったらしい。明日は朝早いので朝食は不要と伝える。そしたら、
「あら、三江線にのりはるんですか?」

なんでバレてるかね…3日目にしてベッドではなく布団で寝る。私は布団のほうが好きなので、ゆっくり寝ることができてありがたい。え?寝相が悪いだけだろうって?よけいなお世話だ。

台風迫る4日目 江津→ひたち野うしく

朝6時過ぎに宿を出て江津駅へ。天気は曇りで雨がぱらついている。6:20発の浜原行きに乗車。江津を出るとすぐに江の川に出る。江津本町に停車。どこらへんが本町なのかいまいち不明。川戸で少し雨脚が強まる。高校生が乗車。そういや今日は月曜日だもんな。石見川本で高校生が降りる。石見川本から先は地元のお年寄りと中学生が乗車。それなりに乗客はいるようだ。列車はひたすら江の川に沿うように進む。なんか昨日の木次線に比べるとこちらのほうがのんびりしているような気がする。たぶん気のせいだとは思うが。粕淵で中学生とお年寄りのほとんどが降りる。ここが街の中心部らしい。

次の浜原で8:30発 三次行きに乗り継ぎ。30分ほど時間があるので駅の外に出てみると、三江線全通の記念碑があった。そういえば江津で18きっぷに鋏を入れてもらっていなかったので、ここでやってもらおうと思ったのだが、浜原は無人駅である。そこで、運転士にその旨伝えると、運転士が自分の名前を書き込んで認め印を押してくれた。いままでさんざん18きっぷを使ってきたけれど、このような取り扱いは初めてだ。

今度の列車には珍しくトイレがついている。これならこのような悲劇が起こることもないだろう。浜原から江の川といったん別れるが、登矢丸トンネルを抜けて江の川と再会。そういえば石見なんとかという駅が多い。木次線は出雲なんとかが多かったので、昨日は出雲で今日は石見なのか、と違いを改めて実感。浜原から口羽まではトンネルが連続する。このトンネルを維持するのは大変なんだろうな。口羽で対向列車とのすれ違い。セミが鳴いている。なんとなく出発初日を思い出す。作木口を過ぎると広島県だ。ここで江の川を渡り、江津からここまでずっと進行方向左側に位置していた江の川が右側になる。

式敷の手前で再び江の川を渡る。長谷に停車中、静香ちゃんとホリエモンのポスターを発見。おお、テレビで見たポスターそのまんまだ(当たり前だ)。江津を出てから全く入らなかったH"が尾関山でようやく入るようになる。三次の市街地を見下ろすように進み、終点の三次へ。ここでもまだ少し雨が降っている。

三次から10:04発 備後落合行きへ。塩町までは一昨日も乗車したけど、今度は進行方向が反対だ。塩町で福塩線と別れ、中国自動車道に並ぶように進む。想像していたほど周囲は山がちではなく、開けた平地である。備後庄原に到着。降車する女性が運転士に病院の場所を聞いている。誰かのお見舞いにきたのだろうか。備後庄原から先はH"が圏外となる。中国自動車道は見えなくなったが、今度は西条川と並ぶ。なんか妙に遅いような。雨のせいで制限がかかっているのだろうか。

比婆山到着。ここがあのヒバゴンの…ふむふむ。比婆山を出ると両側から山が迫り、線路と道路と川だけになる。そして終点備後落合に到着。こうしてみると、備後落合って周囲の駅の中でもずば抜けて山の中にあるということがわかる。どうしてこんなところに接続駅をつくったのやら。

相変わらずの雨。駅の外に出てみるがなにもない。そのまま折り返しとなる11:48発 三次行きに乗車。だって、ここから先、次の芸備線 新見行きは14:03、木次線 出雲横田行き14:27、すなわち3時間ほど接続がないのである。本当は木次線にもう一度乗りたかったのだが、折から大型の台風14号が接近中とのことなので、なるべく早く帰ることにした。

三次から13:07発 快速みよしライナーに乗り、広島へ。広島駅ビル内の「麗ちゃん」でお好み焼きを食した後、新幹線で一気に東京へ。新幹線は速い、インチキなくらいに速い。だって、たった4時間で東京だもんな。三江線で江津→三次間がおよそ3時間40分だったのと比べると、新幹線のインチキぶりがよくわかる。

上野から常磐線へ。なんか妙に乗客が少なくないか?つくばエクスプレス開業の影響なのだろうか。まあ、すいているにこしたことはないのでありがたい。夜10時過ぎに自宅到着。今回は本当に朝から晩までただひたすら列車に乗り続けた4日間であった。まあ、これでしばらく仕事も頑張れる…といいなあ。

おわりに 果たして俺はなにから元気を貰ったのだろうか

今回の旅行の前後から、どういうわけか日本中で人身事故が多発。しかもなぜか私の通過したところで次々に発生した。この一か月の例をあげると、

その他、中央線と常磐線で多数発生。まあ、中央線は普段から多いからよいとして(よいのか?)、伯備線ってこんなに事故が多いものなのだろうか? クラッシュした南風といい、なんか私が災害を撒き散らしているようで激しく鬱…

そういえば、人死にをキッカケにパワーアップするといえば機動戦士Zガンダムの主人公、カミーユ・ビダンである。そこで試しにカミーユ度(リンク切れ)をチェックしてみると、

あなたのカミーユ度は70%です!

なんか納得。でもいいのかそれで。

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