2019年10月に導入したA68N-2100E機のあまりの遅さに耐えられず、気が付くとCPUとマザーボード、そのほか諸々のパーツを発注していた。こうして、DVD-RAMドライブ専用機はわずか半年あまりで更新されたのであった。
予算の都合上、可能な限りA68N-2100E機のパーツを流用したい。できることなら遅さの原因であるCPU E1-2150だけを交換したいが、オンボードなのでマザーボードごと交換するしかない。
CPUはPentium Gold G5400T。できるだけTDPが小さく安価なものということで選んだ。マザーボードはPRIME H310I-PLUS R2.0/CSM。例によってこだわりはなく、なんでもよかったというのが正直なところだ。
本当ならこのふたつのパーツのみの交換にしたかった。しかし、A68N-2100EのメモリはDDR3、PRIME H310I-PLUS R2.0/CSMはDDR4なので流用できない。そして、A68N-2100E機では不要だったCPUファンも必要だ。
なんだかんだで交換するパーツが多く、新しいDVD-RAMドライブ運用PCの構成は以下となった。
OSはもちろんWindows 10。A68N-2100E機を引き継いだのでエディションはHomeだ。
SSDがA68N-2100E機のSDSSDA-240G-J26からWDS120G2G0Bに変更になっている。これはi7-8700T+H310I PRO機で使うつもりで準備したものの、諸般の都合により使用を見送っていたものだ。せっかくなので活用してみた。
ケースYY-A101の構造上、CPUの上に光学ドライブが位置するので、CPUクーラーはなるべく低背のものにしたい。そこで高さ30mmのIS-30を選んだ。結論からいうと十分に余裕があり、もう少し厚みがあるものでもよかったかもしれない。
ほかのパーツはA68N-2100E機からの流用である。A68N-2100E機と同様、IDEポートの増設に使うCIF-IDE以外は、これといった特徴がない構成である。
いまどきのPCなので組み立ては容易だ。ひとつだけ困ったのが、A68N-2100Eでは3ピンだったPOWER LEDのコネクタがPRIME H310I-PLUS R2.0/CSMでは2ピンになったことだ。手持ちの2ピンのQIコネクタに付け替えて対処した。たいしたことはない作業だが、老眼の身には厳しい。

YY-A101への組み込み
SSDがM.2規格のものになったので、A68N-2100E機よりも配線が減り、さらに内部がすっきりした。CPUファンが増えたとはいえ、十分なクリアランスがあるので窮屈感はない。

CPUファンと光学ドライブのクリアランス
IS-30のファンのケーブルはなぜかフラットケーブルなので若干取り回しがしにくいが、周辺の空間に余裕があるので問題なく収まった。もし使い勝手がよくなければファンを交換するとよいかもしれない。
A68N-2100E機と同様、メディア作成ツールで作成したインストール メディアを使用してWindows 10をインストールした。LANケーブルをつないだ状態でインストールするとするとなにがなんでもMicrosoft アカウントを求めてくるので、これを避けたいならLANケーブルを外しておくとよいらしい。今回はそれに気づかずに作業を進めてしまったので、Microsoft アカウントの入力を求められる画面で電源を切り、LANケーブルを抜いて再起動したところ、ユーザー設定の準備から再開され、ローカルアカウントを作成することができた。インストール途中で電源をぶった切るという手法なのでお勧めはできないが、なんとかなったのでよしとしよう。
i7-8700T+H310I PRO機と同様、Windows 2000っぽい操作感覚が得られるように設定し、フリーソフトを導入したら環境構築は完了。今回もマザーボードに付属のメディアを使わなくてもドライバが導入されたようだ。
Windows エクスペリエンス インデックスのスコアは5.3。グラフィックスのサブスコアがいちばん低いが、事務作業しかしないので問題ない。重要なのはプロセッサとメモリだ。

Windows エクスペリエンス インデックス
プロセッサ、メモリともにサブスコアは8.5。問題のA68N-2100E機はいずれも6.2だったので、大幅に改善されたといってよいだろう。現メインPCのi7-8700T+H310I PRO機はいずれも9.3なのでそれには劣るが、差はほとんど感じられない。負荷がかかるような処理をすれば違いがわかるかもしれないが、本機でそのような使い方をする予定はない。
しかし、いまひとつ解せない。本機の8.5とi7-8700T+H310I PRO機の9.3はまあ納得できるが、そうだとするとA68N-2100E機はせいぜい1.0とか2.0ではないのか。体感をスコア化するとそれくらい違う。Windows エクスペリエンス インデックスの絶対値はまったくあてにならないか、A68N-2100Eがなにかごまかしをしているとしか思えないが、確かめる術はない。困ったものだ。
半年前でも本機の構成は可能だった。A68N-2100EとDDR3メモリ 8GB×2はまったくの無駄だったともいえる。しかし、悔やんだところでどうしようもない。いまにして思えば事前のリサーチが不足していたのだろう。今後の教訓としておきたい。
なにはともあれ、これでようやくまともに運用できるようになった。こんどこそ長く使っていきたい。