14年前に日本一高い山に登ったので、こんどは日本一低い山に登ることにした。

日和山山頂にて
2026年9月6日、仙台市営地下鉄東西線 荒井駅から自転車で日和山を目指す。ホテルシーラックパル仙台の裏から仙台東部道路を越え、仙台工業団地を抜けて、蒲生前通交差点から宮城県道10号 塩釜亘理線へ入る。
宮城県道10号 塩釜亘理線を北上し、高砂橋を渡ったら、宮城県道139号蒲生福田線を七北田川に沿って東へ。荒井駅を出発してからおよそ30分、日和山登山口の手前の駐車場に到着。

日和山登山口の案内
七北田川の堤防の階段を登りきると目の前に日和山が現れた。

日和山遠望
日和山に向けて階段を下る。なんとびっくり、ここまで登ってきた階段よりも、ここから下る階段のほうが段数のほうが多い。いったいどういうことだ。
七北田川の堤防と日和山の間のコルを抜け、日和山を目指す。駐車場からおよそ4分、日和山山頂に到着。先行する登山者の下山を待っていたため、標準時間(コースタイム)よりも時間がかかってしまった。

日和山
日和山山頂は狭く、山頂からの写真だと標柱しかフレーム内に収まらないため、七合目からの写真で勘弁してもらいたい。
山頂には「熊出没注意!!」「滑落危険」の警告があった。長居すべきではなさそうだ。写真撮影を終えて速やかに下山を開始する。

熊出没注意!!

滑落危険
再び七北田川の堤防を越え、自転車を止めた駐車場へと戻る。駐車場と日和山山頂の往復に要した時間はおよそ15分。駐車場と日和山の直線距離は約60mであるから、平均移動速度は240m/hである。藪漕ぎ並みだ。いかにハードな登山だったかわかるだろう。
鳥坂センパイの教え「一度通った道を二度通るなど言語道断」に基づき、帰路は往路とできるだけ別な道を使う。高砂橋を渡るところまでは往路と同じだが、そこから七北田川南岸の堤防上を河口に向かって進み、南蒲生浄化センター付近から宮城県道227号 仙台亘理自転車道線で貞山運河に沿って南進する。
荒浜地区で宮城県道227号 仙台亘理自転車道線から離れ、荒井駅を目指して田んぼの中を西へ。宮城県道10号 塩釜亘理線が自転車で横断できず難儀したが、仙台市消防局 荒浜訓練場付近の交差点から宮城県道10号 塩釜亘理線に入り、少し北進して西側の田んぼに降りた。このあたりの道路のつくりは自転車にとっては少々不親切である。
田んぼの中を適当に走るとファミリーマート 仙台荒井東店に出た。ここから北に向かうと荒井駅だ。日和山登山口の手前の駐車場からおよそ1時間、荒井駅に戻ってきた。
登頂証明書は荒井駅に併設されているせんだい3.11メモリアル交流館で発行している。受付の方に発行を依頼し、無事に登頂証明書を入手することができた。

登頂証明書
いつから発行しているのかわからないが、No.00070って明らかに少ないような気がする。
14年の歳月をかけて日本一高い山と低い山を制した。とはいえ、富士山が噴火すれば日本一高い山が変わるかもしれないし、地震がおこれば地殻変動や津波で低い山が入れ替わる可能性がある。自然の営みの時間スケールは人間よりもはるかに長いといわれるが、人間の一生のうちに変わる可能性は十分あるのだ。
実際、日和山は2011年の東日本大震災に伴う津波で山が大きく削られ、大阪の天保山も低くなったという経緯がある。今日この日の景色が明日も見られるとは限らないのだ。
行きたい場所は行けるときにいっておくべきで後送りにしてはならない。そのことをあらためて考えさせらる旅だった。