FMV-BIBLO LOOX U 世界最小コンバーチブル型PC

はじめに

最近やたらと出張が多く、移動時間がもったいないので、るっきゅんことFMV-BIBLO LOOX U50WNを導入してみた。

FMV-BIBLO LOOX U50WN
FMV-BIBLO LOOX U50WN

導入構成

富士通ショッピングサイト WEB MARTにて購入。Vistaは不要なのでXP搭載のU50WNを選択。メモリとHDDは多いほどよいのでそれぞれ1GB、40GBとした。純正の外付けCD/DVDドライブは高価なのでなし。移動中に使用するためバッテリを大容量に変更。当研究所のネットワークに接続するため無線LANを追加。必要なさそうだが念のためポートリプリケータを添付。Office Personal 2007と無料お問い合わせは使わないのでなし。

「選べる周辺機器キャンペーン」とやらでWEB MARTで購入の先着500名に周辺機器をひとつプレゼントしてくれるそうなので、USBフラッシュメモリー1GB(アイ・オー・データ機器TB-AT1G/B)を付けてもらう。

これで総額155,100円のところ、クーポン割引で130,284円となった。送料込みで3,909ポイントが発行されるおまけつき。これで利益が出るのだろうか。

既存PCとの比較

1月19日の午後に注文、1月25日に到着。せっかくなので当研究所が保有するもう1台の富士通製ノートPC、FMV-BIBLO NC313と並べてみた。

FMV-BIBLO NC313との比較
FMV-BIBLO NC313との比較

右がLOOX U、左がNC313。明らかにLOOX Uのほうが小さい。10年の歳月でここまで技術が進歩したということか。次に「世界最軽量の究極のモバイルPC」(当時)ことIBM Palm Top PC 110と並べてみた。

PalmTop PC110との比較
Palm Top PC110との比較

左がPC 110。PC 110が圧倒的に小さいと思っていたが、並べてみるとそれほど差はない。厚みはほぼ同等(膨らんだ部分はPC 110のほうが厚い)、横幅はLOOX Uが少し大きい。奥行きは大容量バッテリの出っ張りを除いてもLOOX Uがずっと大きい。これはLOOX Uのヒンジ部にいろいろ詰まっているためだろう。

手にしてみるとPLOOX Uのほうが重く感じるが、実際にはほとんど差がない(PC 110はバッテリ込みで630g、LOOX Uは大容量バッテリ装着時で704g)。これならPC 110と同様に持ち運べそうだ。

続いてACアダプタを上記の3機種で比較してみた。

ACアダプタの比較
ACアダプタの比較

左がNC313、中央がLOOX U、右がPC 110のACアダプタである。これはPC 110のものが圧倒的に小さい。おそらく消費電力の違いだろう。LOOX UのACアダプタもそれなりに小さいが、ケーブルが長いためまとめるとかなり大きく見える。この長さの原因となっているAC100Vコンセント - ACアダプタ間の電源コードは一般的なメガネ型コネクタのものなので、持ち運び時にはもっと短いものに換えたほうがよいかもしれない。あと、コードを束ねるベルトがマジックテープ式なのはいただけない。できればPC 110みたいなプラスチック製だとよかった。まあ、見た目だけなのだが。

環境設定

便利だったらどれでもいいじゃん!を参考にWindowsを軽量化。ひととおり終えたら無線LANを設定し、Windows Updateを開始。るっきゅん到着初日はこれだけで終わってしまった。翌日、ウイルスバスター2008を導入。HDD全体をウイルススキャンすると1時間くらいかかるが、常駐させても動作速度にはそれほど影響しないようだ。ALCMTR.EXEとctfmon.exeを停止させたらOS周りの設定は終了。

次はアプリケーション。ほとんどはフリーソフトだ。大物はOpenOffice.org、カシミール3D、K-Lite Codec Pack Fullといったところか。そのほか小物としてnPOP、Donut L、A Bone 2、詩子様を導入。これくらいあれば出先で使うには十分だろう。

周辺機器

外出先でのインターネット接続のため、WILLCOM AH-N401CとWX321Jのダイヤルアップ接続を設定する。難なく終了。次いでアイ・オー・データ機器 CFGPS2のドライバを入れる。CFGPS2も問題なく動作するようだ。

CD/DVD-ROMドライブがないと不便なので、アイ・オー・データ機器 DVRP-UN8PSを購入。付属してきたソフトのうちB's Recorder GOLD9 BASICのみインストール。るっきゅんでもDVRP-UN8PSをバスパワーで駆動できるようだ。

ポインティングデバイスがスティックポイントだけだと辛いので、ロジクール Mini Optical Mouse Plus MDO-30SVを購入。これはUSBに挿すだけでOK。周辺機器はこんなものか。足りないぶんは後で追加していこう。

使用感 その1

小さい。軽い。これは問題ない。スティックポイントはお世辞にも使いやすいとはいえないが、まあ及第点だろう。問題はキーボードだ。打鍵感はFMV-BIBLO NC313に似ていてまあまあ打ちやすいのだが、ピッチの狭さと変則的なキー配列が仇となって本格的な文章入力には不向きである。

特にキー配列にはふたつほど不満がある。ひとつはQWERTY列とASDFGH列のずれが一般的なキーボードと異なることだ。普通のキーボードでは上から順にQ、A、Zとキーの半分ずつずれていくのだが、るっきゅんではQとAのずれがわずかしかなく、Aキーを押したつもりが隣のSキーを押していることがある。これはAキーに限ったことではなく、ASDFGH列のすべてのキーにあてはまる。そのためホームポジションがとりにくい。

もうひとつは「-」の入力がFnキーとの同時押しだということだ。「=」を入力するには加えてShiftキーも押さなければならない。これらの文字を多用するような状況ではかなり苦労することになる。カーソルもFnキーとの同時押しだが、こちらはポインティングデバイスで代用できる場合が多いためそれほど苦痛ではなかった。それだけに「-」だけでよいのでなんとかしてほしかった。

使用感 その2

ディーラーで当研究所の公用車 スバル R2のエンジンオイルを交換する間、るっきゅんを使ってみた。やはり文章入力はきつい。そこでタブレットモードにして適当にWeb閲覧をしていた。AH-N401Cでインターネットに接続したまま1時間弱ほど使った時点での残バッテリ容量は5時間弱(大容量バッテリ装着済み)だった。バッテリの持ちはまあまあといえる。暇つぶしにはもってこいだ。

使用感 その3

せっかくなので長崎旅行に持っていった。長崎市内と佐世保市内をうろついていたときはコインロッカーに入れたままで使わなかったのだが、帰りの新幹線の車内で長崎旅行の記事を書くのに使ってみた。

このとき気がついたのだが、テーブルの上に置いて両手でキーボードを叩くよりも、左手でるっきゅん本体をつかみ、右手のみで入力するとかなり楽だし速い。左手一本でずっとるっきゅんを持っていると疲れてくるのでこの方法が完璧とはいえないが、るっきゅんは2時間も3時間もずっと向き合って文章を入力するようなマシンではないので、こんなものでよいのかもしれない。

使用感 その4

京都に出張する機会があったので、その帰りにどのくらいバッテリが持つか試してみた。京都から新幹線に乗り、席に着いたところでるっきゅんを起動。その後、ずっとwmvファイルを再生し続けた。バックライトの明るさはLOWから2番目。LOWにしてしまうと映像が見えにくいからだ。ヘッドホンを付け、CFスロットにはAH-N401Cを挿したままにしておいた。

新横浜到着時に残り2.04時間(48%)となった。ここでいったんシャットダウンし、東京で新幹線を降りて上野へ。上野でスーパーひたちへ乗り換え、席に着いたところで再びるっきゅんを起動。新幹線のとき同じようにwmvファイルを再生し続けた。

大甕到着時に残り41分(12%)。ずっと起動し続けていたわけではないが、京都から大甕までバッテリが持ってしまった。これはびっくりである。wmvファイルの再生でこれだけいけるなら、出張の間も十分に暇を潰せそうである。

おわりに

しばらくの間は出張や旅のお供としてつきあうことになりそうである。大事に使っていくことにしよう。

追記(2020年4月16日)
本機は2013年末に廃棄しました。

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