天下の奇祭、田縣神社の豊年祭にいってみた。
2009年3月15日、午前2時に自宅を出発。常磐自動車道、首都高速道路、東名高速道路と乗り継ぎ、小牧ICで降りる。午前8時前に名鉄小牧駅前に到着。駅前の駐車場に車を置き、名古屋の街中まで出て朝食。
11時過ぎ、地下鉄の平安通駅から小牧方面へ。ホームには既に外人様ご一行が。妙にテンションが高い。そう、祭りは既に始まっているのだ。
最寄りの田県神社前駅で下車。実はどこに神社があるか知らないのだけど、人の流れについていったら到着。すごい人出だ。屋台もたくさん出ている。

田縣神社
屋台で腹ごしらえをした後、御輿が出発する近所の熊野神社へ。こちらもたくさんの人がいる。狭い境内はあっという間に人で埋まる。

熊野神社
境内の御輿をカメラに収める外人のお姉さん。帰国後、彼女は日本をどう紹介するのだろうか。

撮影中のお姉さん
そうこうしているうちに行列が始まった。先頭を行くのは天狗様。ここで「よつばと!」のジャンボを思い出した俺は間違いなくダメ人間。

天狗
続いて幟が登場。なんか血管が浮き出ちゃってるんだけど。刑法第175条「わいせつ物頒布等」に抵触しないのか、これ。某イベントなら間違いなく販売停止だ。

幟
巫女さん登場。どういうわけか私の隣にプロのカメラマンがきてプチ撮影会になった。便乗して撮らせてもらう。調子に乗って「こっち目線くださーい」とかいい出す輩まで出る始末。ここはコスプレ会場じゃないぞ。

巫女さんたち
五穀豊穣の神様、御歳神様。中に人形が乗っている。手に持っている物があれに見えてしまうのは、既にこの祭りに毒されている証拠。

御歳神様
次は御神酒を乗せた車。もちろん車の上にはあれが生えている。さっきからやたら酒を勧めると思ったらここから配っていたのか。車で来たのでここはぐっと我慢。みるみるうちに空の紙パックが増えてゆく。

御神酒
玉姫命の夫、建稲種尊。御歳神様と同じく中に人形が入っているようだが、よく見えなかった。御歳神様と異なるのは担がれてくること。かなり重そうだ。目の前で何回転かして去っていった。

建稲種尊
行列はまだまだ続く。そう、熊野神社にあった「あれ」がまだ来ていない。
いよいよ大男茎形が登場。沿道の群衆が待ってましたとばかりにシャッターを切る。

大男茎形登場
暖かい春の日差しを浴びて光る大男茎形。いい感じに先っぽが光ってます。

青空に映える大男茎形
ここで行列の見せ所、大男茎形の回転が始まる。重さ300kgの御輿を担いで、よりによって坂道の途中で回転するのだ。ギャラリーからは「遅い、遅い」と声が掛かる。祭りの熱気が高まる瞬間だ。

回転中の大男茎形
回転は相当堪えるらしく、途中で担ぎ手が交代してまた回転。担いでいた人の話によると、服の下には肩パッドが入っているとか。

正面から見た大男茎形
警察官に見送られて大男茎形が去っていく。警察もこの日ばかりは手が出せない。

去っていく大男茎形
行列の最後は福榊。こちらは大男茎形に比べると軽いらしく、年配の方々が担いでゆく。おそらくかつては彼らが大男茎形を担いだのだろう。

福榊
行列は2時間かけて田縣神社に向かう。時間の都合で最後までいることができず、ここにて撤収。駅前の出店とナフコでお土産を購入し、隣の味岡駅から名鉄小牧線に乗車、小牧駅前で車を回収して帰宅。帰りは中央道で。
どうやら漫画家の田丸浩史が来ていた模様。枚方からバイクできたのかな。

田丸氏の絵馬
地元の人の話を立ち聞きしたところ、戦前はもっといろいろやばいものがあったらしい。戦後、GHQが接収に来るというので隠したところ、どっかにいってしまったとか。いったいどんな代物だったんだ。
このお祭りは本当の意味での祭りだ。その日しか味わえない「非日常」、まさしくハレの日ならではの喧噪が繰り広げられる。日常でないからこそ、警察も黙って珍事…じゃなくて神事を見守る。溢れる熱気の前では皆笑顔。心の底から楽しいと思える瞬間だ。
唯一の心残りは御神酒が飲めなかったこと。次からは電車にしよう。