さらば寝台特急出雲

もう理由なんてどうでもいいわけで

2006年春のダイヤ改正で寝台特急出雲が廃止に。というわけで乗ってきたのデスヨ?

寝台特急出雲

2006年2月9日、土浦18:15発の普通列車で出発。上野駅で夕食を済ませ、東京駅へ。ホームにはそれなりに人がいる。例によってマニアばかりかと思いきや、意外に普通の家族連れ…って明日は平日だぞ。学校はどうした、オマエラ?

21:10、定刻通り東京駅を出発。多少は空席があるのかと思いきや、ほぼ満席。対面が女性なので目のやり場に困る。ということで、とっとカーテンを引いて寝ることにする。熱海までは記憶にあるが、丹那トンネルを抜けた記憶がない。この辺で寝てしまったらしい。

「この列車は3:45発出雲号です」との構内放送で目が覚める。時間からすると京都か。それにしてもやかましい。ずいぶん長く停車しているような気がするが、機関車付け替えのためか。そんなことを考えているうちにまた寝てしまった。

次に目が覚めたのは豊岡だった。車掌の案内が聞こえる。あれ、朝は香住から案内の予定だったのでは。案内を聞くと、地震のため京都を22分遅れで出発したとのこと。そういうことだったのか。窓の外を見ると一面の銀世界だ。列車は円山川沿いを走る。何度見てもいい眺めだ。そして城崎…あれ、城崎温泉駅になっている。いつの間にやら変わっていたのか。知らなかった。

香住を過ぎると餘部鉄橋だ。車掌の案内が入る。鎧駅のホームには高校生の姿が見える。浜坂からお弁当の販売が始まったので早速買いに行く。並ぶこと約10分、弁当売り場の食堂車は大盛況…というよりも通路が狭いため大混雑といったほうが正解か。

弁当を食べているうちに鳥取へ。遅れを取り戻すことができなかったため、8:16発のスーパーいなば2号には接続できないとのこと。倉吉でしばらく停車。ホームに出て飲み物を買う。伯耆大山付近から雲が多くなってきた。線路沿いに架線が見えてくるとすぐに米子に到着。降りる人はほとんどいないようだ。

そのままずっと曇ったままだ。松江も曇り。次の宍道で対面の女性が降りた。木次線にでも乗るのだろうか。木次線は雪のため出雲横田から先は運休とのアナウンスが入る。タクシーでの代替運転とのこと。バスですらないところがさすが木次線といったところか。そして終点、出雲市に到着。定刻より7分遅れ。皆ホームの先頭に立って写真を撮っている。ここは私も写真を撮ってみる。

出雲市駅
出雲市駅

さて、出雲市まで来たのはよいが、実は予定をさっぱり立てていない。今夜の宿は益田に確保してあるが、益田に向かうまでは暇である。ほかにすることもないので、とりあえず出雲大社に向かう。出雲車内のアナウンスではバスをご利用くださいとのことだったが、一畑電鉄を利用することにした。車内には似たような境遇の人たちばかりだ。

川跡で乗り換えて出雲大社へ。駅舎は妙に立派だ。駅を出て少し北に歩くと目の前に大きな鳥居が現れる。鳥居をくぐって本殿へ。拝殿の賽銭箱に小銭を入れ、適当に手を合わせる。思っていたよりも観光地っぽくて少しがっかりしたのだが、せっかくここまで来たんだし、これくらいはしておこう。

さて、これでよし、とその場を離れようとしたとき、正しいやり方が書いてあるのに気がついた。なんだ、私のやり方じゃ全然ダメじゃん。でも、こういうのは形より気持ちだよな、と勝手に納得しておく。

とりあえずやることもやったし、周囲をぐるりと見て回る。若い夫婦と出雲からはき出された鉄オタしかおらんがな、ってあまり人のことはいえんな、こりゃ。お、リアル巫女さんがいる…って神社なんだから当たり前だ。なんかコスプレにしか見えないのは、断じて私の心が曇っているせいではなく、COSPAで売っているようにしか見えない生地のせいだ。たぶん。

出雲大社
出雲大社

いまにも雨が降り出しそうなので足早に駅に戻り、一畑電鉄で松江へ向かう。宍道湖を横に電車は走る。並行する国道431号線を走る車のほうが早い。ダメじゃん。松江しんじ湖温泉駅からバスで松江駅へ。なにも考えずに目の前のバスに乗ったはいいが、どこをどう通って松江駅へ行くのか全然知らなかったりする。とんでもない大回りだったらどうしようと乗ってから考えたが、まあそのときはそのときだ。なんとかなるだろう。

県庁、赤十字病院の前を通って松江駅に到着。ほらなんとかなった。松江から特急スーパーおき5号に乗車。益田到着は17:08。そのまま宿へ。翌日、山陰本線で長門市、小串を経由して下関へ。巌流島を眺め、ふくを食べて寝台特急はやぶさで東京へ。行きも帰りも寝台特急とは我ながら贅沢な。

出雲大社の御利益

帰りの切符を購入するため、下関駅のみどりの窓口へ向かったときの出来事。

私「常磐線の土浦まで乗車券だけください、片道でいいです」

窓口のお姉さん「えっ、土浦ですか。私、土浦出身なんですよ」

私「へえ、そうなんですか」

お姉さん「今年はだいぶ雪が降ったらしいですねえ」

私「あ、ええそうですね。結構降りましたね」

お姉さん「懐かしいですう。私も連れて帰ってください」

私「…あはははは」

こんなマンガとギャルゲーの中にしか存在しないよーなあからさまなイイ シチュエーションでナニやってんのよ もったいない!!(ラブやん談)

そういや出雲大社は縁結びの神様だそうで、ラブ時空の天使達と似たようなもんか。それよりも出雲大社で正しく参拝していればもっとオイシイ状況になっていたかもしれませんな。

今回の旅、出雲大社の実力を垣間見た気がしました。でも、いいのか?これで。

[先頭に戻る]

Copyright (C) 2006-2024 烏合総合研究所