ドイツ訪問記

はじめに

バルクホルンおねえちゃんとかライナー・チョマーとかちっちゃな雪使いシュガーとかシュバルツ・ブルーダーとかクルツ・ウェーバーとかブロッケンJr.とかフーバー・キッペンベルグで有名な、科学力はァァァァァァァアアア世界一ィィィイイイイの国、ドイツにいってきたよ。

なんか軍人ばかりなのは気のせいか。

1日目

2014年2月17日、日立駅前5:30発の成田空港行き高速バス ローズライナーに乗車。このバス、高速バスとは名ばかりで、高速道路を走るのは日立中央IC - 日立南太田ICと、潮来IC - 新空港ICだけである。鉾田 - 水郷バスターミナル間の経路は国道ですらない。

第1旅客ターミナルで下車。チェックイン、保安検査、出国審査を順当に通過し、搭乗ゲートへ。途中の両替所で3万円ほどユーロに換えておく。レートはよくないだろうが、現地到着が深夜のため、万が一の事態に備えて現金を持っておきたかったからだ。

で、これが搭乗する飛行機、ANA NH209便。

成田空港
成田空港

飛行機は定刻どおり出発。機内食を食べたり本を読んだり録りためたログ・ホライズンを視聴してたら中国上空、そこから先は記憶がない。気がついたらアイラ・ユルキアイネンさんのお国の上だった。それから2度目の機内食が出て、定刻より少し早めにフランクフルト空港に到着。

フランクフルト空港
フランクフルト空港

フランクフルトでハノーファー行きの国内線に乗り継ぎ。ルフトハンザ LH058便。乗り継ぎまでの約5時間、空港の中で過ごす。暇だ。飛行機の遅れや入国手続きのトラブルを考えて、遅めの便にしたのが裏目に出た。

深夜10時過ぎ、ハノーファー空港に到着。右も左もわからなかったが、人の流れについていったらS-Bahnのホームに出た。とりあえずハノーファー中央駅(Hannover Hbf)までの切符を購入。3.2ユーロ。空港発22:36、ハノーファー中央駅着22:53。飛行機から乗り換えた人で車内はいっぱいだ。

ハノーファー中央駅でヴォルフスブルク中央駅(Wolfsburg Hbf)行きに乗り換え。ハノーファー中央駅発23:56、最終の快速列車(Regional Express ; RE)。料金は2等車で15.1ユーロ。

この列車の前にICE(Intercity-Express)があると思っていたのだが、案内所で聞いたらその列車は日曜日だけだとのこと。しかたがないのでホームで列車を待つ。初めての欧州でいきなり終電に乗るはめになるとは、いいのかこんなんで。

ハノーファー中央駅 ホーム
ハノーファー中央駅 ホーム

次々と列車がやってきては出ていく。貨物列車も多い。どの車両も日本の鉄道よりもひとまわり大きい。そうこうしているうちに列車がやってきた。行き先をよく確認して乗り込む。深夜のせいか、車内に人は少ない。空港からのS-Bahnに乗っていた人はどこにいったんだ。

Regional Express
Regional Express

あたりは真っ暗。どこを走っているかよくわからない。車内放送と駅名標だけが頼りだ。終点までいくので途中の駅はどうでもいいのだが、終点に着いたことすらわからず、車庫にでも連れていかれたら洒落にならないので、念のため確認するようにした。

ハノーファー中央駅から約1時間、定刻どおりヴォルフスブルク中央駅に到着。乗客は私を含めて二人だけ。

ヴォルフスブルク中央駅 ホーム
ヴォルフスブルク中央駅 ホーム

駅を出て宿へと向かう。駅前には工事の作業者が二人いるだけで、ほかに誰もいない。宿を探して駅の周りを一周してしまった。

ヴォルフスブルク中央駅 外観
ヴォルフスブルク中央駅 外観

午前1時過ぎ、自宅を出てから28時間以上経って、ようやく宿にチェックイン。部屋に入ってさっさと寝る。

2日目

ひたすらお仕事。宿と仕事先を往復しただけで終わる。夕食もホテルの食堂でおしまい。

3日目

前日と同様、ひたすらお仕事。この日の夜になってようやく、ホテルの外での食事となる。なぜかメキシコ料理店へ。Sausalitos Wolfsburgという店。メニューがドイツ語しかなく、適当に頼んだらとんでもないのがきた。

SAUSALITOS Grillbrot
SAUSALITOS Grillbrot

とにかく芋の量が多い。食っても食っても芋が減らない。これだから外人は、と思いつつ平らげる。食べ終わった瞬間、同席していたドイツ人がひとこと。

「Respect!」

ドイツ人的にも量が多かったんだな、これ。というか、「あー、あいつやっちゃったよ」という感じで見てたらしい。これと白ビール2杯、チップで20ユーロ。日本ならとんかつが腹一杯食えるぞ。

夕食後、ホテルのバーでワインを飲みながらくつろぐ。テレビの画面がオリンピックでなくサッカーなのはドイツならではなのかも。テレビの前でひとり熱狂しているおっさんがいておもしろかった。

この夜は少し余裕があったので、持参したノートPCをホテルの無線LANにつなぎ、プライベートな用事をいろいろ片付ける。基本的に手続き不要の日本のビジネスホテルと違い、ドイツでは無線LANを使いたい旨をフロントに伝えなければならいようだ。料金も別途かかるらしい。

そんなこんなでいい感じに酔っ払って就寝。仕事が終わったので気が抜けたようだ。

4日目

朝6:30起床。朝食の後、ヴォルフスブルク中央駅へ。到着したときは列車の陰になって気がつかなかったが、ホームの向こうにはフォルクスワーゲン本社が見える。

フォルクスワーゲン本社
フォルクスワーゲン本社

ヴォルフスブルク中央駅発8:05のインターシティ(Intercity ; IC)に乗車。料金は2等車で18ユーロ。ハノーファー中央駅までの所要時間は約30分、途中の停車駅はなし。

往路と違い、今度は沿線風景が楽しめる。とはいっても、ハノーファー近郊までは田園風景が広がるだけで、特にこれといったものはない。かといって寝るわけにもいかない。この列車はアムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)行きなのだ。寝過ごしたら大変なことになってしまう。

ハノーファー中央駅に到着。フランクフルト行きの飛行機は午後の便なので、街を見てまわることにする。コインロッカーに荷物を預け、駅を出て少し歩く。

ハノーファー中央駅 外観
ハノーファー中央駅 外観

駅前の通りをまっすぐ歩いていき、ハノーファーLRT(Stadtbahn Hannover)のkröpke駅へ。ここでゾーン1(ハノーファー中心部。どこまで有効かは駅に案内がある)の1日乗車券(TagesEinzelTicket)を購入。4.9ユーロ。Garbsen行きの列車に乗り、Herrenhäuser Gäten駅で下車。すぐ目の前にあるGroßer Gartenを訪問。入り口がわかりづらく、探すのに手間取ってしまった。

Großer Garten
Großer Garten

ほとんど人がおらず、ゆっくりと散策できたのはたいへんありがたかった。でも、噴水が枯れていたりでなんか微妙。冬季はそういうものらしい。そのぶん、入場料も少し安くなっているとのこと。

LRTでkröpke駅へ戻り、Neues Rathaus(市庁舎)まで歩く。人通りは多いが、日本人どころかアジア人を見かけない。というか、そもそも観光客っぽい人を見かけない。15分ほど歩いて市庁舎に到着。

ハノーファー市庁舎
ハノーファー市庁舎

でかい。でかすぎてフレームに入らない。それにしても、いったいどこで業務をやっているのだろう。

Markthalle/Landtag駅からひと駅だけLRTに乗り、再びkröpke駅へ戻る。観光はこれでおしまい。ハノーファー中央駅のコインロッカーから荷物を回収し、S-Bahnでハノーファー空港へ。往路と同じく、ハノーファーからフランクフルトへ飛び、フランクフルトから成田へ。それぞれルフトハンザ LH057便とANA NH210便。またもやフランクフルトで5時間待ちだが、やはり余裕を考慮するとしかたがない。

5日目

帰りの機内で録りためたログ・ホライズンをすべて視聴。よし、ようやく追いついた。飛行機はほぼ定刻どおり成田空港に到着。第1ターミナル発17:10のローズライナーで水戸まで戻り、そこからは電車で帰宅。そのまま日立駅まで乗り続けるよりも1時間近く早く着くので、多少高くけどこのほうが楽だ。

初めてのドイツ、というか欧州はこんな感じで終了。なんかたいした記録になっていないような気がするが、まあそれはそれで。

ドイツでの鉄道の乗り方

少しは役に立ちそうな記事を書いてみようということで、ドイツでの鉄道の乗り方について記してみる。私が利用したのは中央駅ばかりなので、小さな駅だと勝手が違うかもしれないが、そのへんはご承知おきを。

最初に切符の買い方から。窓口でも購入できるらしいが、券売機で買ったほうがずっと楽なはず。まずは券売機を探そう。

券売機
券売機

券売機はタッチパネルで操作する。最初にドイツ語から英語に切り替えるとよい。下のほうにイギリス国旗のボタンがあるので、それを押す。

次にPoint of departure - destinationというパネルを押す。すると、その名のとおり、出発地(Point of departure)と目的地(destination)を指定する画面になるので、出発地と目的地を「文字列」で入力する。

出発地は券売機が入っている駅名がデフォルトで入っているからまだしも、目的地の入力は必須だ。つまり、行き先のスペルがわからないと困ったことになる。最初の数文字さえわかれば自動的に候補が絞られるので、スペルを完全に覚えておく必要はないが、逆にいえば最初の3文字くらいは覚えておかねばならない。

後は適当に選んでいって、時刻が出るので乗りたい列車を選択する。ICEはもちろん、ICもREも1等車と2等車があるので注意のこと。通常は2等車で十分。最後にお金を入れる。クレジットカードも使えるらしいが、不安なら現金にしておけばいいだろう。

ハノーファー中央駅 - ヴォルフスブルク中央駅間の切符はこんな感じ。左がハノーファー→ヴォルフスブルクのRE、右がヴォルフスブルク→ハノーファーのICの切符。ICのほうが少し料金が高い。

DB Bahnの切符
DB Bahnの切符

REの切符では左上、ICの切符では右上の1 Erwachseneというのが大人1名という意味らしい。どちらの切符でも右上にKl 2という文字があるが、これはたぶんKlasse 2の略で、2等車という意味。

ハノーファー空港 - ハノーファー中央駅の切符はこんな感じ。よく読むとわかるが、ハノーファー空港 - ハノーファー中央駅という区間を指定した切符ではなく、ハノーファーのゾーン2(2 Zonen)の1回乗車券(Einzelticket)である。

S-Bahnの切符
S-Bahnの切符

この種類の切符は、自分で打刻しなければならない。券売機と同様、打刻機も駅のあちこちに置いてあるので、探して切符を突っ込めばOK。「Hier Entwerten」は「ここに打刻せよ」ということのようだ。

打刻機
打刻機

自分で打刻するくらいだから、駅に改札はない。つまり、その気になれば切符を持たずに列車に乗れるのだ。そのためだと思うが、車内ではかなりの頻度で検札がくる。検札にあわなかったのはLRTと、帰りの空港までのS-Bahnだけだった。

ハノーファーのゾーン1(1 Zone)のひとり用1日乗車券(TagesEinzelTicket)はこんな感じ。

1日乗車券
1日乗車券

ハノーファー観光の後、空港に行くのならゾーン2の1日乗車券を買ったほうが安いのだが、そこはそれ、大人の事情があるのですよ。

最後に、ハノーファー中央駅の手荷物預かり所(GepäckCenter)の入り口の様子を載せておく。この看板のところを奥に入っていくとコインロッカーがある。コインロッカーだけでなく、人がいる窓口に荷物を預けることもできるようだ。

手荷物預かり所
手荷物預かり所

コインロッカーの仕組みは日本と同じ。ロッカー内に荷物を入れ、コインを投入した後、鍵を回す。ロッカーの大きさによって料金が異なるところも日本と同じ。ここのコインロッカーはとても役に立った。

乗り方は日本とだいぶ違うが、ルールを理解してしまえばさほど難しいわけではない。鉄道を使いこなすと行動範囲がかなり広くなるはずなので、どんどん使ってみよう。

Achtung(傾注)!
Achtung(傾注)!

見た瞬間こう思ってしまった人は教育してやるから一歩前へ。

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