2017年2月16日午前9時過ぎ、埼玉県入間郡三芳町上富地内の物流倉庫で火災が発生した。その特殊な構造が災いしたためか消火活動に手間取り、6日後の2月22日午前9時半にようやく鎮圧に至った。それでも完全に火が消えることはなく、鎮火は2月28日午後5時であった。
というわけで、まだ鎮火に至っていない2月25日、見物のため現地へと向かったのだった。
水戸9:27発の特急ひたち6号に乗車。上野で山手線に乗り換え、池袋へ。池袋から10:57発の有楽町線 小手指行きに乗り、所沢で下車。到着は11:38。後で考えたら西武池袋線に乗るべきだったような気がするが、結果的に問題がなかったのでよしとする。
所沢駅東口から12:05発の西武バス 上福岡駅入口経由大宮駅西口行きに乗車。市内は混雑していてバスがなかなか前に進まない。所沢航空記念公園を通過する時点で20分ほど遅れていた。
並木通り団地前を過ぎたあたりからようやく流れがよくなる。埼玉県道126号 所沢堀兼狭山線を過ぎた中富バス停で下車。時刻は20分遅れの12:40。さて、事前調査では目前に例の物流倉庫があるはずだが、影も形も見当たらない。おかしいと思ってGoogle Mapでルート検索をかけると、目的地は1km先で徒歩15分とのこと。そう、私は降りるバス停を間違えたのだ。降りるべきバス停は三つ先の中西バス停だった。
そうはいっても後の祭りである。しかたがないので埼玉県道56号 さいたまふじみ野所沢線をてくてくと歩く。次のバスは20分後だ。ここで徒歩15分もかけてしまっては残り5分しかないではないか。そもそも、次のバスも20分遅れてやってくる保証もない。かといって走る元気もない。
バス停三つぶんを歩き終えるころ、例の物流倉庫が木々の間に見えた。これか!

物流倉庫 その1
思ったよりも原型を留めている。フェンスの外から写真を撮りながら歩く。

物流倉庫 その2

物流倉庫 その3

物流倉庫 その4

物流倉庫 その5
中西バス停に到着。ここから後続のバス12:48着に乗る予定だ。歩いてくる途中で抜かれた覚えはないので、同じように遅れてきそうである。それならまだ余裕がある。せっかくだからとバス停の前でカメラを構えていると、警備員がこちらに歩いてきた。
文句でもいわれるのかと思ったが、警備員はそのまま目の前を歩いて去っていった。特に用事があるわけでもなかったのか。だったら遠慮なく撮影を続けるか、そう思って再度カメラを構えていると、今度は警備員が二人に増えてこちらにやってきた。どうやら、直接撮影を止めさせることはできないので、常にプレッシャーを与え続けようという作戦らしい。
よく見ると奥にパトカーが2台止まっている。ちょうど消防の車も入っていった。そういやまだ鎮火していなかったな。匂いとかはまったくせず、煙も出ていないので、外見からはまだ燃えているようには見えなかったが。
13:00過ぎ、12:48発の上福岡駅西口行きのバスが遅れてやってきた。バスに乗り込み、現地を後にする。見るべき物を見ることができたし、満足。満足。終点の上福岡駅西口でバスを降り、上福岡駅13:29発の東武東上線 準急 池袋行きで東京方面へ。これにて今回の旅は終了。
現地はマスコミとか野次馬であふれているかと思っていたが、いざ着いてみると誰もおらず閑散としていた。たまに速度を落として通過する車がいるものの、現地の前で交通の流れが悪くなっているようなこともなかった。内部ではまだ火災が続いているにもかかわらず、周囲では何事もないかのように日常が繰り広げられていたのが印象的だった。
後日、床に置かれた段ボールをトラックに積み込む作業をしていたフォークリフトのタイヤが段ボールの上で空回りし、後輪の方から煙が出たとの報道があった。段ボールタイヤを切りつけながら倉庫を走り抜けるってどういう状況なんだか。
最後に、デジタル一眼レフカメラは警備が得意なフレンズを引き寄せてしまうということが今回の旅でわかった。今後の活動の教訓としよう。