此頃田舎ニハヤル物 押し買い 強盗 特殊詐欺。というわけで、当研究所にネットワークカメラを導入することにした。

ネットワークカメラ Tapo C530WS
機種はTapo C530WS。当研究所が求める以下の四つの条件を満たす機種として選定した。
もっとも、ほかの選択肢はほとんどないというのが実情である。
準備した機材を以下に示す。Tapo C530WSとmicroSDカード以外は以前から当研究所に備えてあったものだが、今回の環境構築に必要な機材として挙げてある。
当研究所では、在宅時はタブレット、外出時はスマートフォンで映像を確認するため、タブレットとスマートフォンの両方を準備したが、基本的にはスマートフォンだけで十分である。
カメラの設定、取り付け箇所の決定までは当研究所が担当し、設置作業は電気工事業者に依頼する。第二種電気工事士の資格を保有する者がいない当研究所では、電気工事を伴う設置作業ができない。仮に資格保有者がいたとしても、取り付け箇所は人の手が届かない高さとなるため、高所作業に慣れた業者にお願いしたほうが無難だ。
スマートフォン moto g64 5GにTP-Link Tapo(Tapoアプリ)をインストールしたら、カメラにDC電源アダプターを接続し、カメラを起動する。あとはガイドにしたがって設定するだけだ。ガイドはわかりやすくつまづくような箇所はない、といいたいところだが、当研究所ではWi-Fiの設定でつまづいた。無線LANルーター WSR-1166DHPL2のSSIDと暗号化キーを入れても、Tapo C530WSがWi-Fiを認識しなかったのだ。
もしやと思い、無線LANルーターの5GHzを停止し、2.4GHzだけにしたらあっさりと認識された。認識後は5GHzを再開しても問題ない。WSR-1166DHPL2以外の無線LANルーターでは試していないので、WSR-1166DHPL2特有の問題なのかはわからない。なんとなくTapo C530WS側の問題のような気がするが、試しようがないのでなんともいえない。
逆にいえばここでつまづいただけで、あとはあっさりと設定が終わり、Tapoアプリにカメラが登録された。ガイドはよくできているといえる。
この時点では、部屋の中に逆さまで直置きされている状態で、カメラになにかが映るかとか(被写体との距離が近すぎてはっきり見えない)、パンチルトが動作するか(逆さまなので動きが逆)の確認くらいしかできない。それでも、できるだけ確認をしておいたほうがよいだろう。
タブレット A30にもTP-Link Tapoをインストールし、そのときに作成したTP-Link ID(メールアドレス)をmoto g64 5GのTP-Link Tapoで共有するだけである。あっさり完了した。
屋内で動かして初期不良がないことを確認したら取り付け箇所を検討する。これがなかなか面倒だ。というのも、カメラを壁に取り付けた場合、その壁に沿ったエリアは撮影できるが、それ以外の壁に沿ったエリアは基本的に見ることができない。家の外周が単純な長方形だとしても、全周囲を撮影にするには4台のカメラが必要だ。しかし、そんなに多くのカメラを準備できないので、監視したいエリアを事前によく考えておかねばならない。
机上検討で取り付け箇所の候補を絞り込み、仮置きで映像を確認する。当研究所では、屋内コンセントから延長コードで電源を引き出し、Tapo C530WSを雨樋にケーブルタイで仮止めして撮影範囲を確認した。この作業をすべての取り付け箇所候補でおこなって、ようやく取り付け箇所が決まった。とはいえ、撮影範囲という条件で決めただけで、そこに電源が引き出せるかは別の話である。
別件で以前お世話になった電気工事業者に連絡して現地を見てもらった。業者によると、取り付け希望箇所のすぐ近くに電源がきており容易に配線できるとのことで、見積もり金額は当研究所の想定よりもだいぶ安かった。そこで早速工事をお願いした。
下の写真は壁面に取り付けたTapo C530WSである。台座の箱は未来工業のPVKボックスで、この中にACアダプタが入っている。諸般の事情により周囲をぼかしたうえに全体をモノクロ化しているが、参考になれば幸いである。

壁面に取り付けたTapo C530WS
外壁からの電源取り出し部は同じく未来工業の露出用丸形ボックスで覆われ、電線は電線管の内部に収納されている。雨風からの保護はもちろん、人の手による切断を防ぐ効果も期待できる。

電源引き出し部
通電させるだけならDIYでもできるだろう。しかし、屋外での長期的な信頼性を担保したいのであれば、経験豊富な業者に任せるべきである。
当研究所の敷地は狭いためカメラの方向は固定で十分である。できるだけ敷地内を広く写すようにパンチルトを調整する。Tapo C530WSのカメラは一般的なデジカメやスマートフォンのカメラよりも広角なので、実際に誰かに立ってもらって確かめるとよい。
鳥の鳴き声がきちんと入る一方で、車の走行音はそれほど大きく感じない。音量調整機構が優れているのだろう。音声通話とスポットライトはいちど試したが、当研究所で使うことはない。自動追尾やパトロールモードも同様だ。Tapo Careは気が向いたら入れるつもりである。
Tapo C530WSを設置したその日の夜から、当研究所の敷地内に複数の侵入者がいたことが判明した。警告として侵入者たちの映像を公開する。諸般の事情により周囲はぼかしてある。

侵入者 その1

侵入者 その2

侵入者 その3

侵入者 その4
その1とその4は真夜中、その2は十分に日が昇った朝、その3は雨の日中である。いずれもはっきりと姿がとらえられている。特にその2は表情まではっきりわかる。これならなにかあっても早期解決の一助となるだろう。もちろん、なにも起きないことを願っているが。
導入から約1か月が経過した。いまのところ順調に動作しているが、これから暑い夏を迎え、それが終わると冬がやってくる。また、当研究所の設置個所はとても日当たりがよく、とあるプラスチック部品が数年で退色してしまったことがある。このような環境でいつまで耐えられるのか、不安がないといえば嘘になる。とはいえ悩んだところでどうしようもないので、気長に見守っていきたい。
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