スバル R2のオーディオ交換

はじめに

スバル R2のオーディオをJVC KD-SHX929からcarrozzeria DEH-970に交換した。KD-SHX929は納車時からのつきあいで気に入っていたのだが、いまとなってはSDメモリカードやUSBメモリが使えないのは厳しい。WMA/MP3に対応しているとはいえ、いちいちCDに焼くのは面倒だし、CDゆえ衝撃で音飛びがするのもいただけない。というわけで、SDメモリカードが使えるDEH-970への交換を決めたのだった。

交換作業

純正オーディオからKD-SHX929に交換したときにオーディオハーネスを取り付けていたので、今回はそれをそのまま活用することにした。

最初にオーディオまわりのインパネを外す。

インパネを外したところ
インパネを外したところ

KD-SHX929を取り外し、電源ケーブルをKD-SHX929のものからDEH-970のものに交換。

電源ケーブルの交換
電源ケーブルの交換

ハーネス側のアンテナコントロール端子は丸型、DEH-970は平型なのでそのままではつながらない。そこで、余っているギボシ端子で変換ケーブルでもつくろうと思って工具箱を開けたら、片隅に変換ケーブルが転がっていた。ハーネスの付属品らしい。KD-SHX929は丸型端子なので変換ケーブルを使うこともなく、その存在をすっかり忘れていた。

変換ケーブル
変換ケーブル

オーディオをDEH-970に交換。ついでに下の小物入れもドリンクホルダー付きのものに変更。インパネをもとに戻して取り付け完了。

取り付け完了
取り付け完了

ではさっそくイグニッションオン。初回起動ということで、カレンダー設定とコントラスト設定画面が出る。カレンダーには本日の日付を設定し、コントラストは初期設定のまましておく。

デフォルトの表示色だといまいち合わないような気がするので、インストルメントパネルの照明にあわせてアンバーに変更、背景画面をSIMPLEにする。あと、ディマー機能をONに。夜間だとこんな感じ。

イルミネーション変更
イルミネーション変更(アンバー)

最後にラジオ局を登録。AM、FMともに6局のプリセットが2組ずつ設定できる。FMはともかく、AMは出先でよく聞くので、AM-1に関東地方のAM局(NHK東京第一、NHK東京第二、TBSラジオ、文化放送、日本放送、茨城放送)、AM-2に東京、大阪、名古屋の各NHK第一と第二を設定する。

それにしても、DEH-970のラジオ関係の設定はわかりにくい。マニュアルどおりに操作すればよいのだが、なんか直感的でないというか。その中でも特にわかりにくいのは、放送局名の登録方法だろう。

というのも、放送局の登録方法は登録したいバンドと放送局を選んで○-ボタン(フォントの都合でこう書いたが、本当は虫眼鏡っぽいアイコンのボタン)を押すところから始まるのに、放送局名の変更はロータリーコマンダーを押してFUNCTIONを選ぶところから始まるのだ。同じラジオの設定なのに振り出しが違う。おかげで、AMの1197kHzをデフォルトの熊本放送から茨城放送へと変更するのにだいぶ手こずった。マニュアルに書いてあるとはいえ、これはあんまりな気がする。

そのほかの項目はおおむね直感的に操作できる。先代のKD-SHX929がロータリースイッチの類がない変わり種だったので、それからの乗り換えという点では少々苦労しそうだが、直に慣れるだろう。

感想

2日間で500kmほど走ってみたので、KD-SHX929と比較する形で感想を述べてみる。ファーストインプレッションというやつか。値段が倍も違う機種と比べるなというツッコミはなしで。そうそう、すべて主観なのでそのあたりはご承知おきを。

まずは音。いきなり申し訳ないが、違いがわからない。そりゃそうだ。だってR2の車内はうるさいし、スピーカ(ALPINE STE-124R)はフロントしか接続されていない。おそらくどちらも実力を出し切っていないだろう。そのうえ音源のほとんどが192KbpsのMP3だし、致命的なことに私は高音がよく聞こえない。個人的にはどちらも満足だ。

あれ?初っ端からインプレッションになってないような気が。まあいいや、気にせず続けよう。

KD-SHX929のディスプレイはカラー有機EL、DEH-970は液晶なので、かなり印象が異なる。KD-SHX929は落ち着いた雰囲気なのに対し、DEH-970はいかにもデジタルといった感じだ。ただし、これは好みが出るところで、KD-SHX929はなんかピンぼけのような感じがするかもしれない。

DEH-970の液晶はカラーではないのだが、ボタンとディスプレイの表示色は独立に設定することができ、プリセットカラーだけで27色もある。もちろん、それ以外の好みの色にも調整できる。私としてはこれで十分だ。上でも書いたが、デフォルトからアンバーに変更したらいい感じになった。

操作性に関しては、まだDEH-970に慣れていないので評価は控えておく。ただ、DEH-970のミュートがリモコンからしかできないのは大きな減点ポイントだ。KD-SHX929は本体のアッテネータボタンを押すだけで音量を絞ることができ、踏切や緊急車両の接近時によく使っていた。これは同等の機能があるとよかった。

あと、DEH-970のファイル再生順序に関する仕様は大いに不満が残る。ファイルをSDメモリカードにコピーした順番と再生順が同じなので、いったんコピーしてしまったファイルの再生順を自由に入れ替えることができない。再生順を変更するには、SDメモリカード内のファイルをすべて消去し、PC上で順番を調整してから再度フルコピーということになる。これでは自由に書き込み、消去ができるSDメモリカードの利点がまったく生かされない。

実はKD-SHX929も同じ仕様なのだが、ファイルを追加したり再生順を変更するたびにCDを焼き直さなければならないので、問題にならなかった。

質感はKD-SHX929のほうが上。価格を考えたら当然ともいえる。とはいえ、KD-SHX929は高級すぎてR2では浮いていたような気がしなくなくもない。DEH-970のほうがしっくりくるような気がする。まあ、このへんも好みだろう。レバーのプラスチッキーな質感はだけはもう少しなんとかしてほしいところであるが。

CDイジェクト時の動作は、価格差が顕著に出ている箇所のひとつだろう。KD-SHX929では、コントロールパネルが上を向くようにパネル下部が前面にせり出し、CD挿入口が現れる。このとき、コントロールパネルが上下には移動しないので、周囲と干渉することはない。

一方、DEH-970はフロントパネルが単純に下向きに開いてCD挿入口が顔を出す。このとき、私の環境では、出っ張ったロータリーコマンダーが下に取り付けた小物入れにぶつかってしまい、フロントパネルが完全に開かない。CDの出し入れはなんとかできそうとはいえ、なんだか格好がよくない。SDメモリカードを出し入れするにはフロントパネルを取り外さなければならないが、その取り外しにも支障をきたす。

ロータリーコマンダーと小物入れの干渉
ロータリーコマンダーと小物入れの干渉

小物入れの取っ手が出っ張っているせいもあるとはいえ、最も出っ張っている箇所でもインストルメントパネルの面位置とほとんど同じである。干渉の主な原因は、フロントパネルの回転軸がかなり内側にあることだといっていいだろう。もしかするとほかの機種でもこうなってしまうのが一般的なのかもしれないが、それでももうちょっとなんとかしてほしいものだ。

こうして比べてみるとKD-SHX929の圧勝に見えるが、決してそんなことはない。細部の作り込みではKD-SHX929のほうが優れており、各項目ごとに優劣をつけるとKD-SHX929が優勢になってしまうだけで、気になるほどの差があるわけではない。

実際の使い勝手では、SDメモリカードが使えるというだけでDEH-970の勝ちである。SDメモリカードは音飛びしないし、CDを何枚も持ち運ばなくてすむ。500円かそこらの4GB SDHCカードに、CD5枚以上のデータが入る。これだけあれば1週間どころか1ヶ月の旅行でも十分保つ。これに慣れてしまったらKD-SHX929には戻れない。導入目的は十分果たしていて、見た目、使用感ともに完璧とはいわないが、おおよそ満足できるレベルである。

え?iPodの使い勝手はどうかって?そんなものは知らん。

おわりに

本稿はステマではありません。こう書くのが最近の流行なので真似して書いてみた。え?見ればわかるって?そうだよな、あまりほめているように見えないもんな。というわけで最後にほめておこう。筆者はDEH-970におおむね満足しています。

本稿はステマではありません。大事な事なので二度言いました。

[先頭に戻る]

Copyright (C) 2012-2024 烏合総合研究所