そろそろ潮時ということで、ガラケーからスマホに移行することにした。さらばdocomo SMART series P-01C。こんにちはUnihertz Jelly 2。

docomo SMART series P-01C(奥)とUnihertz Jelly 2(手前)
最初はahamoにするつもりだったが、ガラケーの後継機ならギガライトで十分ではとドコモショップでの契約変更時に思い直し、ahamoへの変更をやめたのは内緒だ。
適当に検索して出てきたひかりTVショッピング楽天市場店にて購入。24,800円(税込)。契約変更の前に、自宅の無線LANでAndroid端末としての初期設定をすませ、外部ストレージとしてmicroSDカード BMS-64G10を装着しておいた。導入したアプリはほとんどない。後述のメール関係を除くと、Smart Launcher、FX File Explorer、音楽フォルダプレーヤー フリー・バージョン、VLC for Androidくらいである。

ホーム画面
ホーム画面のアイコンが5個しかないが、本機は主に電話機として使うつもりなので、これで十分だ。
当研究所で利用している携帯電話キャリアはNTTドコモである。これを変える気はない。だが、スマホに移行するには、ガラケーの料金プラン「FOMAタイプSS バリュー」からNTTドコモのスマホ向けのプランへ変更しなければならない。手続きはMy docomoでもできるようだが、いろいろ面倒なので、近所のドコモショップで変更してもらうことにした。
「料金プランの変更」で予約しておき、SIMフリー端末を準備済みであること、すぐにahamoに変更したいことを来店時に伝えたところ、それならギガライトのいちばん安いプラン(〜1GB)で十分ということになり、あっさりと手続きが終わった。機種名と5G利用の有無を聞かれたが、契約に必要というわけではなく、後々のトラブル回避のためようだった。できれば端末を持っていたほうがよいのかもしれない。
そして、この手続き中に気づいてしまったのだ。ギガライトの定額利用料は2,368円/月(みんなドコモ割適用後)で、キャリアメールアドレスとファミリー割引が残る。一方、ahamoは2,970円/月で20GBまで使えるとはいえ、ファミリー割引は適用外だし、キャリアメールアドレスを維持すると330円/月が追加になる。いままで使ってきたスマートフォンの契約は継続して、電話以外はそちらに任せるつもりなので、ドコモでは1GBも使わないはずだ。それならギガライトでは十分ではないか。
というわけで、ahamoへの乗り換えを前提にして相談に乗ってもらった店員さんには申し訳ないが、当面はギガライトで運用することにした。
新たなSIMを受け取り、自宅へと戻る途中、いつの間にかP-01Cが圏外になっていたことに気づく。いままでありがとう、P-01C。
Jelly 2は、Android端末としてはシンプルで、Androidとしての設定に特筆すべき点はほとんどない。ここでは、NTTドコモの回線で運用するにあたって必要な設定について記す。
SIMを装着すると、APNは自動でドコモに設定される。だが、これが罠でもある。というのも、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」で「モバイルデータ」をONにしないと、インターネットに接続できないのだ。「モバイルデータ」がOFFでもアンテナピクトが出るため、なかなかこれに気づかなかった。わかってしまえばなんてことはないのだが、初見殺しといっていいだろう。

モバイルネットワークの設定
SIMフリー端末でのドコモメールは鬼門である。使えないわけではないが、iモードメールのようにリアルタイムでのメール受信はおそらく不可能で、いわゆるプロバイダメールと同じように運用するしかないというのが当研究所の現時点での結論だ。残念だが、諸事情によりキャリアメールアドレスを失うわけにいかないので、こうするしかない。
まず、ドコモメールの利用には、dアカウントの取得と、dアカウント利用設定の有効化が必要だ。dアカウントの取得は簡単で、dアカウントのサイトでメールアドレスを登録し、必要な情報を入力するだけでよい。dアカウント利用設定の有効化は、Web(My docomo)で有効化する方法と、アプリで有効化する方法がある。どちらの方法でも、実施時はドコモ回線で接続していなければならない。また、ネットワーク暗証番号が必要になる。
dアカウント利用設定の有効化は、体系的に示されていないのでとてもわかりにくい。前者の方法は、ドコモメールアプリでは不要にように読めるが、おそらくドコモメールアプリでも必要だ。そして、後者の方法は、dアカウント利用設定の有効化の目的がはっきり書かれておらず、とてもわかりにくい。「dアカウントのログインがより簡単になる」との記載はあるが、ドコモメールに関しては簡単/複雑ではなく、可/不可なのだからまったく意味が違うだろう。このあたりの情報をもう少し整理してほしいものだ。
ドコモメールの設定はまだ終わらない。次はメーラーだ。最初は、素直にドコモメールアプリを使うつもりだった。しかし、ドコモメールアプリは、初期設定時に「dアカウントが正しく設定されておりません」と出て、指示どおりdアカウント設定アプリで設定を済ませても、このメッセージから先に進まず、導入を断念せざるを得なかった。
結局、メーラーはGmailに落ち着いた。受信サーバーや送受信サーバーの設定がほぼ自動なのでありがたい。だが、どのように設定してもメールが同期しない。myMailやK-9 Mailも試してみたがダメだった。同じ設定にしたGmailは同期するので、メーラーや端末の問題ではなく、ドコモ側に原因があるとしか思えない。ちなみに、Google Playのレビューによると、ドコモメールアプリでもリアルタイム受信はできないらしい。
このような状況から、リアルタイムでのドコモメール受信は不可能との判断に至った。リアルタイムで受信できず、同期もできないのであれば、ドコモメール(ブラウザ版)で済ませるという手もある。いずれにせよ、iモードメールのような使い勝手は期待できないと思ったほうがよさそうだ。
使い始めてまだ1週間程度だが、使用感を記しておこう。
ガラケーからの乗り換えで、もっとも気になるのはバッテリの持ちである。P-01Cは、待ち受けだけであれば、3日で1目盛り(5目盛りで最大)減るくらいだった(カタログスペックでは連続待受時間約420時間)。Jelly 2は、12時間まったく触らない状態で、満充電から88%までバッテリが減った。理屈上は4日持つことになるが、余裕を見たらせいぜい3日というところだろうか。「電池」画面での残り時間は「2日以上」と出るので、裏を返せば、充電せずに使えるのは最大2日程度というのがメーカーの見込みなのかもしれない。
当たり前だが、普通に電話機として使える。掛け方、受け方ともに問題ない。本体が小さいので話しにくいと思ったが、特にそんなことはないし、相手側に不自然さを感じさせることもないようだ。初期のPHS端末や固定電話の子機に形状が近く、一般的なスマホより握りやすいと感じた。
音楽フォルダプレーヤー フリー・バージョンでmp3ファイルを再生してみた。わずかに低音が強いような気がするが、音質を求めるような機種でもないし、出先で音楽を楽しむならこれで十分だろう。3.5mmステレオミニジャックがあるのも心強い。イヤホンのバッテリ残量を気にしないで使うことができる。
Youtubeは普通に視聴できる。小さい文字は読み取りにくいときがあるが、いまどきの動画はなにかの意図でもない限りそんなに小さい文字を使わないので、問題になるようなことは事実上ないだろう。VLC for Androidでの動画再生もスムーズだが、Youtubeのようにスマホでの視聴を意識した動画だけを再生するわけではないので、動画によって見づらいかもしれない。単純に画面が小さすぎる。
FMラジオは思ったよりもクリアに聞こえてびっくりした。当研究所では、ほとんどラジオを利用しないないのでなんともいえないが、通勤電車でラジオを聞くような人にはよいのかもしれない。
マップアプリで確認すると、位置はかなり正確なようだ。ただし、マップアプリは通信データ量が多いので、あまり使うことはないだろう。写真への位置情報の記録等で重宝するかもしれない。
せっかくの機能だが、電池が切れると使えなくなるものには抵抗があり、いまのところ使う予定はない。少なくともモバイルSuicaは、改札内で電池が切れるといろいろ面倒そうなので、利用することはないだろう(例えば、入場記録の削除のため、充電後に再び駅を訪れるという行為のハードルが当研究所としてはとてつもなく高い)。
リアカメラのみ試してみた。これしかないのでなんともいえないが、画像処理ソフトでシャープ化したような印象を受ける。コントラストは高めで、2枚目の写真では、両側の木々が目で見るよりもはっきりとわかるくらいだ。そもそもこんなに明るくなったような。

源義家之像(写真をクリックするとオリジナルの大きさになります)

福島県道390号 才鉢前山線(写真をクリックするとオリジナルの大きさになります)
画質を求めるような用途にはいまひとつ向いていないが、そこになにがあったのかを記録するカメラとしては優秀なのかもしれない。
はっきりいってそびえたつクソだ。両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない。まったくといっていいほど認識しない。dアカウントを生体認証に設定したら、そのままログインできなくなってしまうぞ。気をつけろ。Android 11へアップデートしたらふつうに使えるようになりました。
2022年6月下旬からワイヤレスアップデートの通知が出るようになった。画面の指示にしたがってアップデートしても、毎晩のように通知が出る。細かいバグを次々修正しているのかと思いきや、アップデートに失敗していることに1週間程度経ってからようやく気づいた。SDカードを挿したままだとアップデートに失敗するらしい。SDカードを抜いてアップデートを試みたところ、無事成功した。
ところで、ここでふたつの罠があった。ひとつは、ワイヤレスアップデートの通知を待たずにアップデートするには、設定→デバイス情報→ワイヤレスアップデートと進まなければならないことだ。設定→システム→詳細→システム アップデート→アップデートをチェックでは、お使いのシステムは最新の状態ですと表示され、 Android 11へのアップデートはできない。まぎらわしい。
もうひとつは、あらためて「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」で「モバイルデータ」をONにする必要があることだ。アップデートすると忘れてしまうようだ。
さて、Android 11へのアップデートしたものの、違いはほとんどわからない。明らかに変わったのはステータスバーくらいだ。Smart Launcherのウィジェットの位置が若干変わっているが、今回のアップデートのせいなのか、以前から変わっていたのかはわからない。

Android 11

Android 10
というわけで、見た目はほとんど変わらないAndroid 11へのアップデートだが、Jelly 2は別物に生まれ変わったといってよい。前述のとおり、指紋認証がまともに機能するようになったのだ。ちなみに、アップデート前に登録した指紋をそのまま使っており、再登録はしていない。それにしても、ハードウェアはそのままで、ソフトウェアだけでここまで変わるとは。ありがたいのだが、いまいち解せない。
小型ゆえに文字の入力に向いていない本機は、電話プラスαの使い方にぴったりで、データ量が少なく安価な料金プランとの相性もよい。Androidの操作性を備えた「携帯電話」で、ガラホとは別の方向性を持ったガラケーの後継機ともいえる。
不満な点をあげるとするなら、指紋認証がダメダメなところと、本体にストラップホールがないことだ。付属のソフトケースに付いているストラップホールは、ケースの材質からするとすぐに千切れそうで、怖くて使えない。
そのような不満はあるものの、全体的には当研究所が予定していた使い道にぴったりの機種であり、とても満足している。似たような後継機種が出るまで、本機を使い続けたい。